かすみがうらの西側に位置するお寺、独鈷院金剛寺は室町時代から牛渡の地を見守ってきました。真言宗豊山派として、ご本尊は阿弥陀如来をお祀りしています。

金剛寺は室町時代から牛渡の地を見守ってきました。山号は和光です。万物は輝く宝物です。すべてが調和し和合することを願い山号がつけられています。

住職の挨拶

住職ご挨拶

慈しむ心

お日さまの光は植物の緑となって雪のごとく地上に降り積もり、海に陸地に広がったその緑を食べ動物たちは繁殖し、人もその恩恵を受けています。

私たちのからだや心の温かみは、お日さまの、この全宇宙においでになる仏さまや神さまの慈しみです。

そして、われわれは知恵をいただきました。 道具を作り言葉を話し、文字を書き名前で区別をし、合理性と感情の上に文化を築き、通貨を発明して経済を発展させたのです。

反面、人は名前を持つがゆえに心に壁を作り、自尊心と懐疑心を持ちました。通貨は満たされない欲を作り貧富の差を広め、ねたむ心の根源となったのです。

大自然に生み出された人の清い精神と肉体は、同時に大きな悩みを抱えることになりました。 日本国中の神社仏閣は、清い大自然を敬い、 悩む人間たちを救い続けてきたのです。

室町時代から牛渡の地を見つめてきた金剛寺は、皆さまのご参拝お待ちしております。どなたでも結構です。国籍も宗教も関係ありません。心地よい風を感じ、広がる緑と鳥たちのさえずりや流れる水の音に、心と体を癒しにおいでください。

自然にめぐまれたお寺

境内には、ウグイスやキジ、カブトムシ、ホタル、ヤマユリ、シュンランなど様々な動植物が多く見られます。風の見えるお寺として田園の稲が風になびき、まるで風が見えるように感じます植樹祭などを行い、一年を通じて桜やユリなど様々な草花が咲き乱れています。緑に囲まれ心休まる自然環境を次世代に受け渡すことも、金剛寺に課せられた大切な使命です。

山は水を蓄え、湧水が田畑を潤し食物が育ち、我々の糧となる。自然との共存共栄が、人のあるべき姿だと考えています。地域の農家の皆様と一緒に、田植えや、お米やパパイヤなどの収穫祭を行っています。お寺として自然を体験できる行事を毎年開催しています。収穫祭ではとれたての農作物を皆様と一緒に頂くことができます。

お子様の教育の一環として住職とお話ししましょう


『死』についてなど住職とお話しをしてご供養を住職と一緒にやりましょう。

小さなハムスターなどお子様が可愛がっていた小動物‘(犬・猫を除く)の供養・埋葬を特別価格で承ります
命には限りがあることをペットが一生をかけて教えてくれます。

『イギリスの古いことわざ』

子どもが生まれたら犬を飼いなさい
子どもが赤ん坊のとき、子どものよき守り手となるでしょう
子どもが幼少期のとき、子どものよき遊び相手となるでしょう
子どもが少年期のとき、子どものよき理解者となるでしょう
そして子どもが青年になったとき、自らの死をもって子どもに命の尊さを教えるでしょう

ペットは人間に比べてはるかに短い命です。ペットが老いたときに、「立ち上がれなくなる」「自分でご飯が食べられなくなる」などのネガティブなことでも、子供たちはしっかりと学んでいくものです。愛するペットが亡くなってしまった時には、子供たちは悲しみ、落ち込んで、しばらくは気持ちが不安定になるかもしれません。その悲しみを乗り越えたときに、死とは何か、生きるとは何かを学んで成長できるとはずです。

真言宗って

真言宗の教え

“ 真言宗の教え ” は、弘法大師によって完成されました。その教えは、自分自身が本来持っている「仏心」「限りない人格」「悟りの世界」を、「今このとき」に呼び起こす即身成仏にあります。
それは、自分自身を深く見つめながら、「仏のような心で」「仏のように語り」「仏のように行う」という生き方です。この教えをもとに、人々が共に高めあっていくことで、世界の平和がもたらされ、理想とする密巌仏国土が実現するのです。

ご本尊

“ 真言宗のご本尊 ” は大日如来です。大いなる智慧と慈悲をもって、すべてのものを照らす根本の仏さまです。私たちが手を合わせるさまざまな仏さまは、すべて大日如来の身を変えた姿(応化身)であり、それぞれご縁のある身近な仏さまへの信仰は、すべて大日如来につながっているのです。

曼荼羅

曼荼羅は真言宗の教えをもとに、宇宙に遍満する生きとし生けるものの「いのち」を仏身の姿として、大日如来を中心に描き出したものです。
 胎蔵法曼荼羅には広い視野でお互いを認め合う慈悲の心、金剛界曼荼羅には人生を深める智慧の光があらわさえています。

真言宗豊山派って?

総本山は

“ 真言宗豊山派の総本山 ” は、牡丹で有名な奈良県桜井市の長谷寺です。全国に約200ヶ寺ある長谷寺の発祥寺院で、山号である豊山が豊山派という宗派の名前になりました。

本堂は国宝、10mある十一面観音さまは重要文化財で、「わらしべ長者」のお話にも出てくるお寺です。

真言宗豊山派の歴史

真言宗は東寺や高野山を中心に広められ、平安時代末期の頃に興教大師によって、さらに新しい力が吹きこまれ、根来寺が創建されました。鎌倉時代に真義真言宗が成立し、根来寺を中心に栄えましたが、戦国時代の戦禍により、専誉僧正はじめ多くの僧侶が根来寺を離れることになりました。その後、豊臣秀長公に招かれた専誉僧正が、奈良の長谷寺で豊山派を起こします。派名は長谷寺の山号「豊山」に由来します。また、江戸時代、五代将軍と徳川綱吉公の生母桂昌院により護国寺が建立されました。
現在は、全国に約3000寺を有する宗派になりました。

お寺の数と檀信徒の数は?

 牡真言宗豊山派は、北海道から沖縄まで全国約三千か寺、僧侶数約五千人により構成され、檀信徒数は二百万人にも及んでいます

何をお唱えするの?

「般若心経」や「観音経」「光明真言」三祖のご宝号「南無大師遍照金剛」「南無興教大師」「南無専誉僧正」などをお唱えしましょう

このマークはなに?

輪違豊山派の宗紋で「輪違」といいます。これは仏さまと私たちは本来同じであり、異なることはない「凡聖不二」という教えを基にしています。
金剛寺の庭園葬にもデザインとして使われています